治具を活用して利用者様の『できる』ことを増やすその支援とは

みなさんこんにちは。

やっと長い梅雨があけて大好きな夏をうれしく感じている生活支援員の高口です。

さて本日はエスプリでパン作りをする時の生地の大きさ(感覚)を一定に保てない

利用者様を紹介します。

G様は、エスプリではベテランの方でいろんな種類のパンを作ることに挑戦してきました。

他利用者様に教えることができるほどパン作りのベテランです。

しかし、なぜかピザパン作りだけが苦手なのです。何度もピザパンの伸ばし方や大きさについて

説明を加えながら一緒に取り組みましたが、どうしても大きかったり小さかったりします。

 

ピザパン作りの工程を簡単に説明します。

① 分割された生地を作業台の上に置く。

② めん棒を使用して楕円形になるように生地を伸ばす。

③ 伸ばした生地にピザ用ソースを塗る

④ 玉ねぎ、ピーマン、ベーコン、チーズを計量して順番にのせていく。

以上がピザパン作りの工程になりますが

G様は 「②めん棒を使用して楕円形になるように生地を伸ばす」ことが苦手です。

ピザの生地をめん棒で伸ばす時に適切な大きさが分かりませんでした。

そこでピザパンの生地をどこまで伸ばせばいいのか分かるように手作り治具を使用して

生地伸ばしをしてみました。

 

はじめは、上手くできずにピザパンの形の治具よりはみ出してしまいました。

この治具は生地の大きさをある程度一定にするための参考スケールです。

生地はいつも通りに作業台の上で伸ばし、その後に生地の大きさを合わせていきます。

 

慣れてくると治具の大きさ通りに生地を伸ばすことができるようになりました。

この治具を手がかりに一定の大きさにするという感覚を掴むことができたようです。

 そして、この経験はご本人の自信につながっていきました。

今では、ピザパンがG様の得意なパン作りのひとつになっています。

エスプリでは、利用者様の苦手な部分が克服できるよう治具なども手作りし

利用者様の「できる」ことが増えるよう一人一人に合わせた支援を心がけております。

 

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エスプリでは随時、見学・体験を行っております。

連絡お待ちしております。

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