社会性を向上できる

お客様、他利用者との関わりの中で対人関係能力が上手になっていきます。

パン作りをつうじて、社会の一員としての自覚を持ち、規則を守ることや、コミュニケーション能力の向上、また、主体性や自主性が向上していくように支援計画を組み立てていきます。

スタッフが一丸となった「チーム・エスプリ」

  • サービス管理責任者 前川さん
  • 2020年4月入社
  • 介護福祉士・公認心理師
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-簡単な自己紹介をお願いします。

エスプリでサービス管理責任者をしている前川です。 
2023年9月から、新任のサービス管理責任者となりました。 

-どんな仕事をしているのですか?

各職員が利用者様に適切な支援を行えるよう、個別支援計画の具体的なプランニング内容、支援内容を決めています。

エスプリはパン屋としての「店舗」の側面と就労継続支援B型としての「支援」の側面があります。

パン屋としては、パンを売ってその売上を上げることが大事で、その戦略を立てて実行するプロセスにももちろん関わります。

就労継続支援B型としては、より快適に楽しく利用者様に働いていただけるように職員のマネジメントや環境改善などに取り組んでいます。

-エスプリでは、どのような障害をお持ちの方が利用されていますか?

エスプリは、8割が精神障害をお持ちの方で、残りの2割は知的障害の方です。

男女比としては、8~9割が男性です。

年齢層は40~50代が中心ですが、70歳以上の方もいらっしゃいます。

10年近くエスプリで働いている方もいらっしゃいます。

-前川さんが社会福祉法人SHIPに入社した理由を教えてください。

新卒で都内のグループホームに就職しました。 

SHIPとは違って小規模なグループホームだったこともあり、小回りの利くところが特長でした。 

そこの理事長からは、繰り返し何度も「利用者様がいらっしゃる場では利用者様をお待たせしてはいけない」と伝えられ、今の自分の仕事観に大きく影響を与えています。

けっきょく9年間も在籍し、その後、(エスプリも含め)福祉事業所を多く運営するSHIPに入社することになります。

「根拠ある支援」「専門職として働く」という2点において、安心して自信を持って支援をすることがSHIPの魅力だと感じて入社しました。

それまでは「この支援方法でいいのか?」という疑問があっても、合っているかどうかの答え合わせができない環境でしたが、SHIPでは支援に「根拠」があるので、答え合わせができます。

-エスプリでの支援サービスの様子はどのような雰囲気でしょうか?

支援の様子をお伝えすると、利用者様の中で体調が悪そうな方がいれば、無理に働いていただくことはせず、スタッフの皆さんがそのカバーを自ら進んでしています。

また、利用者様がより快適で楽しく通所できるような提案をしてくれたり、パンの販売をもっと増やすためには、販路はここからやるといいですよと教えてくれたりします。

スタッフが一丸となって、エスプリを良くしようという意識がとても高いと感じています。

この点が、「チーム・エスプリ」ともいうべき、エスプリの最大のアピールポイントだと思っています。サービス管理責任者として、この点を今後もどんどん充実させていきたいです。

-最後に、サービス管理責任者として、どのような事業所づくりをしていきたいですか?

抽象的かもしれませんが、利用者様が安心できる居場所にしたいと考えています。

利用者様一人ひとりの得意をのばし、仕事へのやりがいを持って働けるような場にしていきたいです。

そのためには、「こういうパンを作りたいです!」といった要望があったら、「では、スタッフと一緒に考えてみましょう!」とすぐにリアクションして、利用者様の得意を生かせる事業所にしていきたいと考えています。 

この職員紹介だけでエスプリの支援内容をご理解いただくのは難しいかと思います。随時、見学や体験を受けつけておりますので、お気軽にご連絡ください。

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研修で成長・相談で安心の職場やりがいは「達成感」と「喜び」の分かち合い

  • 主任支援スタッフ 森田さん
  • 2014年2月入社
  • 精神保健福祉士・保育士
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-簡単な自己紹介をお願いします。

大学生の息子2人と主人、娘(8歳のメス猫)の五人で緑豊かなあきる野市に住んでいます。

埼玉出身のため、小さいころから西武ライオンズ一筋、そして高校野球をこよなく愛しているかなり天然度合の高いアラフィフです。

-社会福祉法人SHIPへの入社理由を教えてください。

SHIPで働く前は、地元小学校の特別支援学級介助員をしていたのですが、たまたま新聞広告で「放課後等デイサービススタッフ募集」の記事を見て「呼ばれている!」と勝手に思い込んだんです! 

SHIPは、障害をお持ちの人を対象とした児童支援から就労支援、グループホームがあり、つながりの中でトータルに将来を見据えた体制をもっており、自分自身も成長出来たらと思い正社員になりました。

そして、内部異動を機に就労継続支援B型エスプリでの勤務がスタートしました。

-エスプリでの役割や仕事の内容を教えてください。

大きく分けて二つあります。

一つはパン作りにかかわる仕事です。

パンを売ることは利用者様の工賃向上に関連しています。

そこでエスプリでは、曜日ごとに老人ホーム等へパンを配送しています。あきる野市には販売店舗もあり、多い時では1日に1000個近くのパンを作っています。

パンの準備・作成・配送・発注・商品開発・納品書等の作成・売り上げ目標設定など、お客様の笑顔を思い浮かべながらおこなっています。エスプリは福祉事業所ですが、「地域のパン屋さん」としての役割も担っているのです。

もう一つは「支援員」として利用者様への支援にあたっています。

利用者様の「できそう」なことに着目し、個々の希望を聞き取りながら目標設定を行っていきます。

例えば、「あんパンを作ってみたい!」というご希望があれば、あんパン作成工程を細分化し、どこが「できる」を妨げているのかアセスメントをとります。そこから個別の構造化(見える化等)などのサポートをすることで、利用者様の「できた」が生まれます。

そして何より忘れていけないのは、私自身が「利用者様が不安や不満を言える存在」でいることです。その為に日々のコミュニケーションを大切にし、利用者様の良いところを見つけることを心がけています。

-特別支援学級と、障害福祉サービス事業所であるSHIPに違いがありましたか?

特別支援学級の介助員として10年ほど携わっていました。

障害をお持ちのお子さんが対象でしたが、担任の先生も障害の特性など詳しく知らず、何か不都合が起きてからの「対処」が介助員の役割となっていました。

SHIPで働くようになって、初めて個々の障害の種類や特性を研修で学び、支援者の無知が利用者様の可能性や未来を奪ってしまっていることに気づきました。

不適切な行動をどうしたら止められるかではなく、適切な行動が増えるよう、個々の特性に応じた支援を行うことの重要性を学びました。

専門的な研修や資格サポートが充実していることも支援の幅を広げる大きな助けになっています。

-最後に森田さんにとって、障害福祉サービスの仕事でやりがいに感じていることを教えてください。

なんといっても利用者様の「できた」が増え、それを一緒に達成感として味わうことができることです。

近年、アメリカでは福祉サービスを利用し、社会参加する障害をお持ちの方を新しくこう呼ぶそうです。

「6v the challenged」(困難と思われる挑戦を行うチャンスや才能、使命を与えられた人)

私も常にチャレンジし続け前進する利用者様の「社会参加へのチャレンジの一歩」を見守り、支え、共に達成の喜びを分かち合える同伴者であり続けたいと思っています。

この職員紹介だけでエスプリの支援内容をご理解いただくのは難しいかと思います。随時、見学や体験を受けつけておりますので、お気軽にご連絡ください。

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「一歩踏み出す勇気」のサポート

  • 支援スタッフ 久嶋さん
  • 2014年4月入社
  • 精神保健福祉士
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-簡単な自己紹介をお願いします。

エスプリで支援スタッフとして皆さまをサポートしている久嶋です。

大学で教職課程を学び、卒業後に教員として働きました。学校には発達障害と思われる生徒さんが数名いらしたのですが、当時はどのようにサポートすればいいかと困ったことが多々ありました。

大学の実習や教員時代の研修で障害者施設や特別支援学校に行ったこともあり、障害を抱えた人のことをもっと知りたいと考えはじめました。私生活の趣味として焼き菓子づくりが好きだったこともあり、エスプリは私の「やってみたいこと」が両方ともできる職場だと思って入社しました。

-エスプリでの支援サービスにあたって、一番大切にしていることはどのようなことですか?

一人ひとりの気持ちに寄り添い、その想いに応えていくことだと思っています。

「やってみたい」という前向きな気持ちと、「できるかなぁ」という不安な気持ちの両方を汲み取りつつ、「一緒にやってみませんか」とチャレンジに寄り添うことで、利用者様の『一歩踏み出す勇気』を後押しすることを大切にしています。

-その大切にしていることの実現に向けて、いま意識していることはどのようなことですか?

支援の現場では、心の中で思っていることを「うまく表現できない」という方をよくお見かけします。ですから日々の支援では、一人ひとりの利用者様をよく観察して、「想い」に「気づく」ことを意識しています。

また、スモールステップと成功体験を繰り返す中で、達成感や充実感を感じていただき、自分に自信をつけてもらえるようサポートしていきたいです。

-エスプリでの仕事の「苦労とやりがい」を教えてください。

仕事で苦労する部分は、「支援業務」と「パン業務」の両方をバランスよくおこなっていくことです。

利用者様は個別に様々な生きづらさを抱えておられます。エスプリで働く目的、目標や課題もそれぞれ異なります。個々の目標達成に向けた支援の提供を、パン業務と同時に進めていかなければならない点に仕事の難しさを感じています。

一方、やりがいの部分は、利用者様が課題に向き合い、悩みながらも一緒に進んでいく中で、できなかったことが「できるようになりました!」「やってみて良かったです!」の言葉が聞けた瞬間です。成長を直に感じることができ、それを互いに共有できた瞬間にとてもやりがいを感じます。

またパン業務のやりがいは、段々と「作ってみたい!」の気持ちが芽生え始めてくることです。エスプリでは作りたいパンを利用者様が選べるようになり、皆さんからどんどん向上心が出てきています。

そして、思い通りのパンが完成し、「これが作りたかったんだ!」と言った時の笑顔には感動を覚えます。そのパンを販売できることにも喜びを感じ、この仕事をやっていて本当に良かった、という気持ちが溢れてきます。

-これからエスプリをどのような事業所にしていきたいと考えていますか?

2つあります。これは忙しい日々の中でも実現していきたいことです。

1つ目、限られた空間と時間の中では少なからずもめ事も発生します。でもそんな時、「大丈夫?」「さっきはごめんね」「ありがとう!」「手伝うよ!」「頑張ってるね!」の言葉が皆さんから聞こえてきます。このような「心が温かくなる言葉かけ」が飛び交い、お互いを気遣いながら働くことのできる事業所にしていきたいです。

2つ目、エスプリの利用者様も支援スタッフも、毎日本当に頑張っています。とても忙しくて一息つく間もないほどの業務量ですが、「エスプリを良くする!」その一心で、同じ気持ち・同じ方向を向いて、一生懸命頑張っています。その頑張りを褒め称え合い、認めあえる事業所にしていきたいと思っています。

-これからスキルUPしていきたいことはありますか?

今は目の前の業務をしっかりとやり遂げることで精一杯ですが、専門的な知識や技術を学んだり、支援力を上げるための研修を受講し、自己研鑽をしていきたいです。

また三福祉(精神保健福祉士・社会福祉士・介護福祉士)の資格取得を目指し、知識と技術と経験を兼ね備えた支援者になりたいです。

-最後に、ホームページをご覧になっている方へメッセージをお願いします。

エスプリには、「今よりもさらに良くしていこう!」という熱い思いを持った支援スタッフが集まっています。そして利用者の皆さまが、新しいことに挑戦できる、成長を感じられる、そんな環境づくりや支援提供を心がけていきます。

見学や体験はいつでも受け付けておりますので、安心してお越しいただけたらと思います。

この職員紹介だけでエスプリの支援内容をご理解いただくのは難しいかと思います。随時、見学や体験を受けつけておりますので、お気軽にご連絡ください。

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