社会性を向上できる
お客様、他利用者との関わりの中で対人関係能力が上手になっていきます。
パン作りをつうじて、社会の一員としての自覚を持ち、規則を守ることや、コミュニケーション能力の向上、また、主体性や自主性が向上していくように支援計画を組み立てていきます。
-簡単な自己紹介をお願いします。
エスプリでサービス管理責任者をしている前川です。
2023年9月から、新任のサービス管理責任者となりました。
-どんな仕事をしているのですか?
各職員が利用者様に適切な支援を行えるよう、個別支援計画の具体的なプランニング内容、支援内容を決めています。
エスプリはパン屋としての「店舗」の側面と就労継続支援B型としての「支援」の側面があります。
パン屋としては、パンを売ってその売上を上げることが大事で、その戦略を立てて実行するプロセスにももちろん関わります。
就労継続支援B型としては、より快適に楽しく利用者様に働いていただけるように職員のマネジメントや環境改善などに取り組んでいます。
-エスプリでは、どのような障害をお持ちの方が利用されていますか?
エスプリは、8割が精神障害をお持ちの方で、残りの2割は知的障害の方です。
男女比としては、8~9割が男性です。
年齢層は40~50代が中心ですが、70歳以上の方もいらっしゃいます。
10年近くエスプリで働いている方もいらっしゃいます。
-前川さんが社会福祉法人SHIPに入社した理由を教えてください。
新卒で都内のグループホームに就職しました。
SHIPとは違って小規模なグループホームだったこともあり、小回りの利くところが特長でした。
そこの理事長からは、繰り返し何度も「利用者様がいらっしゃる場では利用者様をお待たせしてはいけない」と伝えられ、今の自分の仕事観に大きく影響を与えています。
けっきょく9年間も在籍し、その後、(エスプリも含め)福祉事業所を多く運営するSHIPに入社することになります。
「根拠ある支援」「専門職として働く」という2点において、安心して自信を持って支援をすることがSHIPの魅力だと感じて入社しました。
それまでは「この支援方法でいいのか?」という疑問があっても、合っているかどうかの答え合わせができない環境でしたが、SHIPでは支援に「根拠」があるので、答え合わせができます。
-エスプリでの支援サービスの様子はどのような雰囲気でしょうか?
支援の様子をお伝えすると、利用者様の中で体調が悪そうな方がいれば、無理に働いていただくことはせず、スタッフの皆さんがそのカバーを自ら進んでしています。
また、利用者様がより快適で楽しく通所できるような提案をしてくれたり、パンの販売をもっと増やすためには、販路はここからやるといいですよと教えてくれたりします。
スタッフが一丸となって、エスプリを良くしようという意識がとても高いと感じています。
この点が、「チーム・エスプリ」ともいうべき、エスプリの最大のアピールポイントだと思っています。サービス管理責任者として、この点を今後もどんどん充実させていきたいです。
-最後に、サービス管理責任者として、どのような事業所づくりをしていきたいですか?
抽象的かもしれませんが、利用者様が安心できる居場所にしたいと考えています。
利用者様一人ひとりの得意をのばし、仕事へのやりがいを持って働けるような場にしていきたいです。
そのためには、「こういうパンを作りたいです!」といった要望があったら、「では、スタッフと一緒に考えてみましょう!」とすぐにリアクションして、利用者様の得意を生かせる事業所にしていきたいと考えています。
この職員紹介だけでエスプリの支援内容をご理解いただくのは難しいかと思います。随時、見学や体験を受けつけておりますので、お気軽にご連絡ください。
-簡単な自己紹介をお願いします。
大学生の息子2人と主人、娘(8歳のメス猫)の五人で緑豊かなあきる野市に住んでいます。
埼玉出身のため、小さいころから西武ライオンズ一筋、そして高校野球をこよなく愛しているかなり天然度合の高いアラフィフです。
-社会福祉法人SHIPへの入社理由を教えてください。
SHIPで働く前は、地元小学校の特別支援学級介助員をしていたのですが、たまたま新聞広告で「放課後等デイサービススタッフ募集」の記事を見て「呼ばれている!」と勝手に思い込んだんです!
SHIPは、障害をお持ちの人を対象とした児童支援から就労支援、グループホームがあり、つながりの中でトータルに将来を見据えた体制をもっており、自分自身も成長出来たらと思い正社員になりました。
そして、内部異動を機に就労継続支援B型エスプリでの勤務がスタートしました。
-エスプリでの役割や仕事の内容を教えてください。
大きく分けて二つあります。
一つはパン作りにかかわる仕事です。
パンを売ることは利用者様の工賃向上に関連しています。
そこでエスプリでは、曜日ごとに老人ホーム等へパンを配送しています。あきる野市には販売店舗もあり、多い時では1日に1000個近くのパンを作っています。
パンの準備・作成・配送・発注・商品開発・納品書等の作成・売り上げ目標設定など、お客様の笑顔を思い浮かべながらおこなっています。エスプリは福祉事業所ですが、「地域のパン屋さん」としての役割も担っているのです。
もう一つは「支援員」として利用者様への支援にあたっています。
利用者様の「できそう」なことに着目し、個々の希望を聞き取りながら目標設定を行っていきます。
例えば、「あんパンを作ってみたい!」というご希望があれば、あんパン作成工程を細分化し、どこが「できる」を妨げているのかアセスメントをとります。そこから個別の構造化(見える化等)などのサポートをすることで、利用者様の「できた」が生まれます。
そして何より忘れていけないのは、私自身が「利用者様が不安や不満を言える存在」でいることです。その為に日々のコミュニケーションを大切にし、利用者様の良いところを見つけることを心がけています。
-特別支援学級と、障害福祉サービス事業所であるSHIPに違いがありましたか?
特別支援学級の介助員として10年ほど携わっていました。
障害をお持ちのお子さんが対象でしたが、担任の先生も障害の特性など詳しく知らず、何か不都合が起きてからの「対処」が介助員の役割となっていました。
SHIPで働くようになって、初めて個々の障害の種類や特性を研修で学び、支援者の無知が利用者様の可能性や未来を奪ってしまっていることに気づきました。
不適切な行動をどうしたら止められるかではなく、適切な行動が増えるよう、個々の特性に応じた支援を行うことの重要性を学びました。
専門的な研修や資格サポートが充実していることも支援の幅を広げる大きな助けになっています。
-最後に森田さんにとって、障害福祉サービスの仕事でやりがいに感じていることを教えてください。
なんといっても利用者様の「できた」が増え、それを一緒に達成感として味わうことができることです。
近年、アメリカでは福祉サービスを利用し、社会参加する障害をお持ちの方を新しくこう呼ぶそうです。
「6v the challenged」(困難と思われる挑戦を行うチャンスや才能、使命を与えられた人)
私も常にチャレンジし続け前進する利用者様の「社会参加へのチャレンジの一歩」を見守り、支え、共に達成の喜びを分かち合える同伴者であり続けたいと思っています。
この職員紹介だけでエスプリの支援内容をご理解いただくのは難しいかと思います。随時、見学や体験を受けつけておりますので、お気軽にご連絡ください。
-簡単な自己紹介をお願いします。
エスプリで支援スタッフとして皆さまをサポートしている久嶋です。
大学で教職課程を学び、卒業後に教員として働きました。学校には発達障害と思われる生徒さんが数名いらしたのですが、当時はどのようにサポートすればいいかと困ったことが多々ありました。
大学の実習や教員時代の研修で障害者施設や特別支援学校に行ったこともあり、障害を抱えた人のことをもっと知りたいと考えはじめました。私生活の趣味として焼き菓子づくりが好きだったこともあり、エスプリは私の「やってみたいこと」が両方ともできる職場だと思って入社しました。
-エスプリでの支援サービスにあたって、一番大切にしていることはどのようなことですか?
一人ひとりの気持ちに寄り添い、その想いに応えていくことだと思っています。
「やってみたい」という前向きな気持ちと、「できるかなぁ」という不安な気持ちの両方を汲み取りつつ、「一緒にやってみませんか」とチャレンジに寄り添うことで、利用者様の『一歩踏み出す勇気』を後押しすることを大切にしています。
-その大切にしていることの実現に向けて、いま意識していることはどのようなことですか?
支援の現場では、心の中で思っていることを「うまく表現できない」という方をよくお見かけします。ですから日々の支援では、一人ひとりの利用者様をよく観察して、「想い」に「気づく」ことを意識しています。
また、スモールステップと成功体験を繰り返す中で、達成感や充実感を感じていただき、自分に自信をつけてもらえるようサポートしていきたいです。
-エスプリでの仕事の「苦労とやりがい」を教えてください。
仕事で苦労する部分は、「支援業務」と「パン業務」の両方をバランスよくおこなっていくことです。
利用者様は個別に様々な生きづらさを抱えておられます。エスプリで働く目的、目標や課題もそれぞれ異なります。個々の目標達成に向けた支援の提供を、パン業務と同時に進めていかなければならない点に仕事の難しさを感じています。
一方、やりがいの部分は、利用者様が課題に向き合い、悩みながらも一緒に進んでいく中で、できなかったことが「できるようになりました!」「やってみて良かったです!」の言葉が聞けた瞬間です。成長を直に感じることができ、それを互いに共有できた瞬間にとてもやりがいを感じます。
またパン業務のやりがいは、段々と「作ってみたい!」の気持ちが芽生え始めてくることです。エスプリでは作りたいパンを利用者様が選べるようになり、皆さんからどんどん向上心が出てきています。
そして、思い通りのパンが完成し、「これが作りたかったんだ!」と言った時の笑顔には感動を覚えます。そのパンを販売できることにも喜びを感じ、この仕事をやっていて本当に良かった、という気持ちが溢れてきます。
-これからエスプリをどのような事業所にしていきたいと考えていますか?
2つあります。これは忙しい日々の中でも実現していきたいことです。
1つ目、限られた空間と時間の中では少なからずもめ事も発生します。でもそんな時、「大丈夫?」「さっきはごめんね」「ありがとう!」「手伝うよ!」「頑張ってるね!」の言葉が皆さんから聞こえてきます。このような「心が温かくなる言葉かけ」が飛び交い、お互いを気遣いながら働くことのできる事業所にしていきたいです。
2つ目、エスプリの利用者様も支援スタッフも、毎日本当に頑張っています。とても忙しくて一息つく間もないほどの業務量ですが、「エスプリを良くする!」その一心で、同じ気持ち・同じ方向を向いて、一生懸命頑張っています。その頑張りを褒め称え合い、認めあえる事業所にしていきたいと思っています。
-これからスキルUPしていきたいことはありますか?
今は目の前の業務をしっかりとやり遂げることで精一杯ですが、専門的な知識や技術を学んだり、支援力を上げるための研修を受講し、自己研鑽をしていきたいです。
また三福祉(精神保健福祉士・社会福祉士・介護福祉士)の資格取得を目指し、知識と技術と経験を兼ね備えた支援者になりたいです。
-最後に、ホームページをご覧になっている方へメッセージをお願いします。
エスプリには、「今よりもさらに良くしていこう!」という熱い思いを持った支援スタッフが集まっています。そして利用者の皆さまが、新しいことに挑戦できる、成長を感じられる、そんな環境づくりや支援提供を心がけていきます。
見学や体験はいつでも受け付けておりますので、安心してお越しいただけたらと思います。
この職員紹介だけでエスプリの支援内容をご理解いただくのは難しいかと思います。随時、見学や体験を受けつけておりますので、お気軽にご連絡ください。
-簡単な自己紹介をお願いします。
エスプリの支援スタッフの森下です。
以前はデザイン業界で約30年働いていました。ミドルエイジになり、これからはデザインの経験も活かして世の中に貢献できる仕事がしたいと思い、社会福祉法人SHIPのエスプリに転職しました。
-社会福祉法人SHIPへ入社した理由を教えてください。
ホームページの就活者への採用情報や動画、ブログを見て面白そうだと思ったのが応募のキッカケです。
また、面接してくださった方々の雰囲気がとても良かったことと、エスプリではパン屋の販売促進の仕事もあると説明され、面白そうだな、これまでの仕事の経験も活かせそうだなと思い、入社を決めました。
-続いて、エスプリでの役割や仕事の内容を教えてください。
エスプリは「地域のパン屋さん」と「就労継続支援B型」という二つの側面があるので、仕事内容も大きく分けて二つあります。
パン屋の従業員としては、パンやお菓子の製造・販売、商品開発、販売促進、イベントの企画などを行っています。
B型の支援員としては、利用者様の個々の希望を聞きながら目標を設定し、日々の業務の中で利用者様のできることを増やすためのサポートをしています。
-仕事のやりがいや、心がけていることなどを教えてください。
少しずつ利用者様から受け入れられ、名前で呼んでくれる方が増えて、信頼関係ができてきたと感じられることがとても嬉しく、やりがいを感じています。
心がけていることは、コミュニケーションを大切にして、小さなことでも、まずはしっかり「話を聴く」ことです。
昨日までとても調子よくパンを作っていた利用者様が、次の日はまったくできない、といったことも突然起こります。
そういう場合は、無理に働くことはしてもらわずに、面談をしたり、できるだけ利用者様に寄り添った対応を心がけています。
-他に、力を入れているサービスを教えてください。
エスプリでは利用者様と職員が一緒に企画したパンの販売に力を入れているので、そのポスターを毎月作っています。
前職でのデザインのスキルを活かして、目に見えるポスターを作成して、利用者様のモチベーションを高めるサポートに力を入れています。
アイディアを出していただいた利用者様を「私が作りました!」と写真付きでお載せしております。※写真の掲載は同意を取っています。
実際に、オリジナルパンを作ってポスターに載ることで、モチベーションが高まり、どんどんつくりたいと好循環になる姿を見ながら、私自身もモチベーションが高まり、力を入れて取り組んでいます。
-パン屋以外のサービス(畑・アクセサリー)についてはどうですか。
パン作業だけでなく『畑作業』もあることで、活動が楽しいと感じておられる利用者様もいらっしゃいます。
畑で収穫された野菜は店舗で販売していますが、今後はパンの具材などとしてもっと活用できれば、さらに効率と効果を上げていけると考えています。
アクセサリー作業の担当利用者様は現在のところお一人だけですが、店舗での販売は好評です。こちらもポスターを作って販促のアシストをしています。
-最後に、今後の目標や課題を教えてください。
基礎的なことは学ばせてもらえたので、今後は、福祉系の資格を取り、いろいろな専門的知識を持った上で支援を進めていけるようになりたいです。
そのためにもまずは資格取得を目指し、少しずつステップアップして、まわりの職員や利用者様から頼りにされる存在になりたいと思います。
課題は、「パン屋の売上UP」と「質の高い支援」の両立です。
エスプリは、工賃を上げることにも真剣に取り組んでいるので、パンづくりの業務比重はとても多い現状です。その上で、支援の質も落としてはいけないので、業務の効率化をみんなで考えながら、改善していきたいと考えています。
この職員紹介だけでエスプリの支援内容をご理解いただくのは難しいかと思います。随時、見学や体験を受けつけておりますので、お気軽にご連絡ください。